琢磨「ゼロからの出発」
F1ドライバーの佐藤琢磨(28)が「スーパーアグリF1」での再出発を誓った。23日に栃木・ツインリンクもてぎで、ホンダのファン感謝デーが開催され た。佐藤はドライバー交渉を進めている同チームの鈴木亜久里代表と一緒にイベントに参加。1日の新チーム発表以来、初めて公の場でF1表彰台コンビのツー ショットが実現した。
体制発表は、国際自動車連盟(FIA)の申請許可を待って12月初旬に予定されている。正式発表はそれからと前置きしなが ら、佐藤は「すべてはゼロからのスタート。3年のF1経験を生かしたい」と「国産体制」で臨む新チーム参加に期待を膨らませた。鈴木氏と何度も打ち合わせ し、元アロウズの施設だった英国ウィットニーラングレー工場でのマシン開発の進行状況も確認している。
鈴木氏によると、ホンダエンジンを積む新マシンのテストは来年2月にずれ込みそう。佐藤も「相当、先になるかな」と開発の遅れを少し心配するが、チーム一丸で開幕戦のバーレーンGP(同3月12日決勝)にはしっかり間に合わせる。
この日はBARホンダのF1マシンを走らせてファンの歓声を浴びた。今季の入賞はハンガリーGPの8位だけという寂しい結果に終わった。だが来季は、新チームの国産マシンで少しでも上位を脅かす。
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