群馬・渋川のホテルでも数値改ざん、営業休止に

姉歯建築設計事務所（千葉県市川市）の耐震データ偽造問題で、群馬県は２７日、同県渋川市のホテル「エクセルイン渋川」の耐震構造計算に同事務所がかかわり、数値が改ざんされていたと発表した。同ホテルは同日から、安全性が確認されるまで営業を休止することを決めた。
　群馬県によると、エクセルイン渋川は鉄筋コンクリート造１１階建て。延べ床面積は約２０１２平方メートル。構造計算を再計算して安全率が１以下と判明し「震度６～７の大地震で倒壊の可能性がある」として同ホテルに営業休止を求めた。