Ｗ杯予選プレーオフ／スイス、ホームでトルコに先勝！

2006年Ｗ杯欧州予選プレーオフは現地時間12日（以下現地時間）、ファーストレグの３試合が行なわれ、スイスがホームで２対０とトルコに先勝した。 アーセナル（イングランド）所属のDFセンデロス、ラツィオ（イタリア）所属のMFベーラミがゴールを決め、２点のリードを持って、16日のイスタンブー ルでのセカンドレグに臨むことになる。

　ホームで序盤から主導権を握ったスイスは41分、マニャンのFKにセンデロスがヘッドで決めて１対０と先制。対するトルコも、後半からFWニハトに代えて、MFオカンを投入し、流れをつかみかけた。

　しかし、スイスは素早く修正して逆にペースを引き戻し、FWシュトレラー、そしてコンビを組むフレイらを中心に決定機を作り出すと、迎えた86分、３分前にピッチに投入されたばかりのベーラミがフレイのパスに反応して、貴重な追加点を挙げた。

　スイスのクーン監督は「勝ててうれしいけど、何度もあったチャンスを活かし切れなかったのは少し残念だね。２対０はいい結果だよ。でも、まだドイツ行きを決めたわけじゃない。トルコも16日はホームの大観衆の前で名誉挽回を誓っているはずさ」と勝利にも気を引き締めた。

　一方、トルコのテリム監督は試合後の記者会見に姿を現さなかった。トルコサッカー協会のスポークスマンはテリム監督がスタジアムの警備担当者によって、メディアルームへの入室を止められたと主張したが、スタジアムのスポークスマンはこれを否定している。