大雪や暴風ピーク越す 東海道新幹線は徐行運転

北陸から西日本の日本海側にかけて暴風や大雪をもたらした低気圧は６日、富山湾付近で弱まり、大荒れの天気はピークを越した。冬型の気圧配置は次第に緩む見通しだが、沿岸は引き続き大しけの状態が続くとみられ、気象庁は高波に警戒を呼び掛けている。
　６日午前９時までの２４時間の降雪量は、岐阜県郡上市で７０センチ、福井県大野市（九頭竜）で５１センチ、広島県庄原市で３８センチなど。６日朝の最低気温は西日本を中心に平年を下回り、静岡は０・５度、熊本は氷点下０・８度と真冬並みの寒さだった。
　東海道新幹線は雪の影響で６日早朝から、岐阜羽島－京都間で上下線とも速度を落として運転し、遅れが出た。
　気象庁によると、強風は夜にかけて弱まる見通しで、西日本の日本海側と北陸では陸上で１５－２０メートル、海上で１８－２３メートルが予想される。波の高さは６メートルの見込み。