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Wednesday, November 16, 2005

松井秀、蹴った!!4年56億円「隔たりまだある」

 ヤンキースの松井秀喜外野手(31)が、代理人のアーン・テレム氏(51)と市内のホテルで会談。その席でヤ軍側の提示として伝えら れた、マリナーズ・イチロー外野手(32)が2003年オフに結んだ4年総額4400万ドル(約52億円)を超える『4年総額4800万ドル(約56億 6400万円)』の日本人最高契約を蹴った。年数、金額ともにまだ希望とは開きがあり、15日(日本時間16日)の交渉期限までにヤ軍側が歩み寄れば残 留、なければ決裂-移籍の道を選ぶ。

 5番街に程近い高級ホテルのレストラン。窓際に座りロブスターサラダをつつく松井秀に、困惑の表情が浮かんでいた。

 代理人のテレム氏と午後1時から約2時間の会談。ヤ軍側の『4年総額4800万ドル(約56億6400万円)』というイチローを超える日本人最高の条件を伝えられたが、首を縦に振ることはなかった。

 「テレムさんを通じてお願いしている条件に近づいてはいますが、隔たりはまだあります。ヤンキースがそこ(希望条件)まで出さなくて、ほかのチームが出すのだったら僕はそちらを選びます。それだけ“松井秀喜”というプレーヤーを必要としているということですから」

 会談終了から数時間。サンケイスポーツの取材に応じたゴジラは、口調も顔つきも厳しいままだった。万が一の移籍の覚悟もためらいなく口にするほど、ヤ軍の現段階での提示内容に失望を感じていた。

  テレム氏とヤ軍のブライアン・キャッシュマンGM(38)の交渉は、これまで水面下も含めて何度となく行われてきた。当初、ヤ軍側から提示された3年総額 3150万ドル(約37億円)に比べれば大幅な譲歩を引き出した。だが、松井秀とテレム氏が妥当と考えるラインは年数、年俸レベルともさらに上に設定され ていた。

 「僕の代理人はテレムさんだから、テレムさんがそれだけの価値を見いだしてくれているということは、僕はそこに同調しなくてはいけない。ヤンキースの低い提示にいく(妥協する)つもりはないです」

  お金がほしくて粘っているのではない。満たされたいのは金銭欲ではなく「自分を必要としてくれているか」。百戦錬磨の敏腕、テレム氏が判断してヤ軍の松井 秀に対する評価はまだ低いとみている。自分が決めた代理人がそこまで言ってくれるのなら、とことん信じてついていくだけだ。

 「決まるとしたら最後の日(15日)だと思います。そこまでいくのは間違いないでしょう。(ヤ軍を)出るときは出るし、これで残ると思ったら残る。それだけです」

  14日(日本時間15日)にもテレム氏とキャッシュマンGMが交渉し、その結果を松井秀が改めて検討する。15日(日本時間16日)の交渉期限まで交わさ れるキャッチボールで、どこまでヤ軍が歩み寄るのか。それがなければ決裂、移籍だ。残された時間はあと2日。緊迫度が増してきた。

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